アニマルセラピーの定義とは?動物介在療法・活動・教育の違い。

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今回は、アニマルセラピーの定義についてお話をします。

アニマルセラピーとは?

アニマルセラピーとは、ざっくり言うと「人のために動物を活用する」と言うもの。

心の安らぎだけでなく、身体的にも良い影響を与えてくれます。

その中には、医療行為や治療として動物を活用する「動物介在療法」や、楽しみや生活の質の向上を目的とした「動物介在活動」、子どもへの教育を目的とした「動物介在教育」があります。

この記事では、それぞれの定義をご説明します。

※今の日本には、アニマルセラピーの絶対的な定義はありません。今回定義として紹介するのは「バイオセラピー学入門」と言う本を参考にしています。その分野の研究者の方々が書いた本ですので、信頼ある文章としてこちらを紹介します。

 

医療:動物介在療法

動物介在療法とは、人間の医療分野に動物を活用する、アニマルセラピーの1つです。

最も特徴的な点は「医師や看護師などの医療関係者が、人への医療として活動を行う」という点です。

参加者は、病気や障害がある患者さんです。

例えば、私が熱を出して病院に行ったとします。すると、お医者さんが体温や喉、目などを見て今の状況を判断してくれて、お医者さんの医学的知識でどうしたら良いか考え、私の症状に適切な薬を出してくれます。

動物介在療法でも同じように、その方が、現在どんな状態にあって、何をどこまで改善しようとして、どんな治療をどんな過程で行うのか?という点を、通常の医療と同じように決めていきます。

患者さんの身体的機能の向上や、精神・心理的な側面の向上を目的とすることが多く、通院患者だけでなく、病院や高齢者施設などの医療機関に入院する人が対象となることもあります。

 

楽しみ:動物介在活動

動物介在活動とは、生活の質の向上やレクリエーションを目的とするアニマルセラピーのこと。

医療従事者に関わらず実施することができるという点が特徴です。

福祉関係や教育関係の施設で行われている動物との触れ合い活動なども、この動物介在活動に含まれます。

こうした活動は、主に福祉施設の高齢者や障がい者、子どもを対象に行われます。

 

教育:動物介在教育

動物介在教育とは、子どもへの教育を目的としたアニマルセラピーのこと。

目的が教育ですので、こちらも医療関係者である必要はありません。また、教師や保育士、幼稚園教諭などがいれば良いですが、そのような方々がいなくても活動は可能です。

 

おわり

アニマルセラピーの3つの分野とその違いをご紹介しましたが、なんとなくは分かっていただけたでしょうか?

現在日本で行われているアニマルセラピーのほとんどは、動物介在活動や動物介在教育に分類されるもので、医療現場に踏み込んだ活動はあまり多くはありません。

しかし、世界にはアニマルセラピーの医療効果がいくつもあり、様々な国で研究者が論文を出しています。日本でも少しずつ広めて行けたら良いですね。