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ピンクのたてがみ!? なんでも出来るフィリピン在来馬バギオとは?

フィリピンと聞いて、どんなイメージがありますか?

東南アジアの蒸し暑さや、セブ島などのビーチリゾートを想像するかもしれませんが、実はフィリピンにも在来馬(その地に昔からいる馬の品種)がいるのです!

この記事では、フィリピン在来馬について紹介します。

フィリピン在来馬バギオとは?

フィリピン在来馬の名は「バギオ」。Baguio Light Horsesと呼ばれます。

高温多湿なフィリピンに適応したこの馬は、とても頑丈で耐久性に優れています。

大型の馬に分類されることもあれば、ポニーに分類されることもありますが、大きさ自体はそこまで大きくありません。体高平均は134cm~140cm。日本在来馬である御崎馬(みさきうま)とほとんど同じ大きさです。

バギオの特徴は、短い首、ふさふさなたてがみ、長い尻尾、硬い蹄。性格は穏やかでフレンドリー。外見も内面も、日本在来馬に近いものがありますね!

バギオの起源は、中国やブラジル、南米の貿易商に関わる人が持ち込んだ馬であると言われています。

商人たちは、各国からフィリピンにやってきて、用を済ませてフィリピンを離れる際に、動物たちを置いていきました。そこで残された馬が、フィリピンの気候や土地に合わせて進化・適応し、身体的に健全で丈夫な姿になったと言われています。

超万能!?フィリピン馬バギオの活躍

バギオはそのタフさゆえ、とても器用に多種多様な仕事をこなします。

バギオに会える定番スポットは、フィリピン・バギオ市内のライト公園周辺。

ここでは、観光客の乗馬として活躍しています。”ポニーボーイ”と呼ばれる原住民の人々が、日々のバギオの世話をしています。

また、それだけでなく、年に1度のお祭りでレースをしたり、外乗で人を乗せたり、移動手段としても働ける程、とても万能なんです!

少し大きめのバギオは、一般的に旅行客や大人の乗馬として。ポニーサイズの小さいバギオは、子どもを乗せることが多いです。

バギオたちは観光客を引き付けるために、キラキラとした色でたてがみを染めていることも!?写真に乗っているバギオのたてがみは…なんとピンク!

気を引くためには少々強行突破な気もしますが、「出会ったことのない色をした馬に会いたい」という方には、おすすめの馬と言えるでしょう。

日本でもできそうな馬車?!カレッサ

フィリピンの馬車文化「カレッサ」
https://www.youtube.com/watch?v=kRn9zPAS0z8 より引用

さて、バギオの活躍から少し派生して、フィリピンの馬文化もご紹介しましょう。

フィリピンの馬車文化は、実はスペインに由来しています。

というのも、フィリピンは昔スペインの植民地であったため、その際に馬車文化が伝わったのです。その証拠に、フィリピンで馬車のことをカレッサ(Kalesa)と呼ぶのですが、スペイン語でも同じくカレッサ(Calesa)と呼ぶのです。

カレッサは、交通手段として20世紀前半まで活躍しました。

20世紀半ばになると、ジープニー(乗合タクシー)やトライシクル(三輪タクシー)などの自動車やバイクが増え、1940年代頃になると馬車は徐々に姿を消していきます。

現在では、フィリピン中部の街で馬車が使用されていますが、今も残っているのは観光客向けの馬車ばかりです。

2人乗りの馬車は1頭の馬が引きます。馬車を引く馬は前述した”バギオ”。バギオは小柄な馬ですが、最大10人乗りの馬車も引くほど力強い馬なんです!

バギオの他、フィリピンの首都マニラや、観光地として名高いセブ島でも馬車が走っています。セブ島の馬車は「タータニラ」と呼ばれ、車が行きかう道路も、歩道のような狭い道も、快適に移動することができます。

日本でも、馬は「軽車両」の取扱い。もしかしたら日本にも”日本版カレッサ”で観光名所を馬で回る日も近いかも?!

年に1度、ビガン市のビナバタン芸術祭で”カレッサ・パレード”が開催されます。フィリピンへの馬車旅行も面白そうですね!!

さいごに

世界のタテガミでは、世界中の馬情報をまとめています!

フィリピンをはじめとするアジアはもちろん、ヨーロッパや北米、南米まで!海外旅行のヒントとして、幅広く面白い馬文化を知るキッカケとして、ぜひご覧ください。

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