Twitterで話題のチャレアーダ、皆さん知っていますか?
チャレアーダとは、メキシコ版のロデオ。
1933年に”メキシコ国民のスポーツ”と大統領令で宣言されメキシコの国技となり、さらに!2016年にはユネスコ無形文化遺産としても認定されました。
メキシコ国技の馬術 “チャレアーダ” とは?

このチャレアーダの発祥地は、メキシコ第二の首都グアダラハラ。
牧場主たちが大都市へ移動した後も「自分たちの生活で欠かせなかった馬たちとのルーツを忘れないため」と練習を始めたのがきっかけとされています。
チャレアーダには、以下の9つの競技があります。牛の脚にロープを引っ掛ける競技や、馬上からロープを投げる競技、さらには馬場馬術のようなものなどさまざま。
- Cala de Caballo
- Piales en Lienzo
- Colas en el Lienzo(Coleaderoとも)
- Jineto de Toro・Terna en el Ruedo
- Jineteo de Yegua
- Manganas a Pie
- Manganas a Caballo
- El Paso de la Muerte
- Escaramuza
採点基準は”いかに馬をコントロールできているか”
ギャロップやスピンなどの演技は、パフォーマンスの質が問われます。一方、ロープを用いた競技ではロープの技術ごとに採点が異なります。
パフォーマンスを見るだけでなく、高い技術が使われている箇所を理解するのも楽しめるのがチャレアーダの魅力のひとつです。
Twitterで話題!美女が馬を操る馬術競技

9つの競技の中でも、Twitterの話題なのは”Escaramuza”。
女性だけが参加できる競技で、”馬のバレエ”とも言われています。伝統的な衣装を着た女性たちは美しく、Twitterでも話題になるほど!
ライダーは、初心者から熟練の人まで参加でき、年齢やスキルによる制限はありません。女性の競技Escaramuzaでは、ポニーに乗った3歳のライダーから50歳のベテランまでが一緒に演技することも!
チャレアーダを学ぶためのスクールもあるため、練習さえすれば誰でも参加できる可能性があります!
今でこそ誰もが楽しめるチャレアーダですが、このスポーツは元々男性のみが参加できるものでした。近年では女性も活躍しており、まさに老若男女が楽しめる国技となっています。
チャレアーダ、馬のどんな品種?
このチャレアーダ、実は馬の立場からすると、結構高レベルなんです!
ウェスタン競技のようなダイナミックな演技をしたり、馬場馬術のような繊細な動きをしたり、馬はさまざまな動きに対応しなければなりません。
そんなチャレアーダの理想的な馬は”アメリカンクォーターホース”と、メキシコ原産馬の”アステカ(Azteca horse)”と言われています。
アステカとは、メキシコ版カウボーイの”チャーロ(Charro)”によって生み出された品種。チャーロの仕事をこなすために生み出された馬であるため、たくましく、ウェスタン競技などに適した体型をしています。
最も有名な大会は、チャレアーダの本場グアダラハラのCampo Charro Jaliscoで開催されます。メキシコ独立記念日である9月16日の大会は”最も見る価値がある”と言われるほど。
馬好きなら、ぜひ一度は見に行きたい大会です!